たまの外食

横浜マリーナ会員の斎藤智氏が執筆した大人のためのクルージングヨット教室を題材にしたマリン、セイリングクルーザー小説。

クルージング教室物語

第106回

 今日は、たまにはお昼を外で外食しようと
いうことになった。

 その日の日曜日、ラッコのメンバーは、い
つものように横浜マリーナに集合した。

「おはよう」

 クラブハウスに集まったメンバーは、船の
置いてある艇庫に行く前に、クラブハウスの
ソファに腰掛けておしゃべりをしていた。

「今週は時間が無くて、今日のお昼の用意で
きなかったの」

 麻美が言った。

「あとで、ショッピングスクエアのスーパー
が開いたら、一緒に買い物に行きましょう」


 麻美は、ルリ子に言った。

「今日のお昼さ、外で外食をしようか」

 麻美の話しているのを聞いて、提案したの
は隆だった。

「ほら、ルリ子も望月さんから合格点もらえ
たことだし、そのご褒美と言うことで」
「外食?セイリングして戻ってきたら、ショ
ッピングスクエア内のレストランで食事する
ってこと?」

 麻美は、隆に聞いた。

「まあ、それでもいいけど、ヨットでこの近
くのレストランまで行って、そこの前に停め
て、そこのレストランで食事しないか」

 隆は、答えた。

「え、そんなヨットで行って停められるレス
トランがあるの?」
「海際にあるレストランで、船で食べに来た
人のために、船を停められるように、レスト


ラン脇の岸壁にポンツーンを作ってくれてい
るんだ」

 隆が言うと

「おもしろそう!そんなレストランあるんだ
ったら、行ってみたい」

 佳代が言った。

 ほかの皆も、隆の言うレストランに行って
みたくなっていた。

「それじゃ、出航する準備をして、今日はそ
このレストランへ出かけようか」

 皆は、ラッコの置いてある艇庫に行って、
出航するセイリングの準備を始めた。

第107回につづく