読進社書店

デバイス不要、アプリ不要のスマホで読める電子書籍を配信する出版スタンド

ページ3 | ヤマトが還る日

「あの大量の隕石は、武蔵野、国分寺の方から国立にかけて大量に降り続いているらしい。」

職員室から戻ってきた現国の先生が、クラスの生徒たちに説明していた。まだ、隕石の正体については、よくわかっていないようだが、どうやら隕石内部に爆弾が仕込まれていて、地上に落下すると、爆発して大量の放射能を周りに巻き散らすらしいとのことだった。

「都心の方には、まだ隕石がそれほど多くは落下していないので、自宅が都心側の生徒は、出来るだけ早くおうちに帰宅しなさい!寄り道せずに、まっすぐ帰るんだぞ!」

先生は、クラスの生徒たちに指示していた。

「家が吉祥寺、国立方面の生徒たちは、家の者と連絡を取って、連絡が取れた者から帰宅もしくは避難するように。連絡が取れない者は、先生とこのまま教室に待機!」

 先生が声を張り上げていた。

前へ Page

次へ Page


Copyright © 1964-2024 読進社書店 All Rights Reserved.

Designed by Yumi