OLのぞーさんが会社の仲間たちと社内ベンチャー大賞を受賞して起業したベンチャー企業「デリバリーサービス・ぞーさん便」の奮闘記。
これまでのあらすじ
学校を卒業後、中小の製造メーカーに就職したぞーさん。
ぞーさんは、配属された第一営業部で書類作成、帳票の管理など事務を担当するOLになった。
若手社員の士気向上と新規事業の開拓のため、ぞーさんの勤務している会社では、「第1回社内ベンチャー大賞」が開催されることとなった。どうせ、受賞などするはずもないと軽い気持ちで応募したぞーさんの「宅配事業」だったが、見事に大賞を受賞してしまった。
社内ベンチャー大賞の授賞式では、きれいな晴れ着を着させてもらい、社員皆の前で、今までほとんど話したこともない、写真でしか拝んだことのない社長から、表彰状を授与して大喜びのぞーさんだった。
しかし、きれいな晴れ着を着て、社長から表彰状を授与されて、皆にすごいと褒められて、楽しい思いができたのは、そこまでだった。「第1回社内ベンチャー大賞」 の大賞を受賞したからには、その受賞した会社の企画を、実際の会社として一から起業し、経営していかなければならなかった。
そして、社内ベンチャー企業「ぞーさん便」を設立し、社長に就任した。
ぞーさん便・第1回
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